【メンバー仕事紹介②~識学って何?~】

高校時代は甲子園にエースとして出場。その後大学野球、社会人野球と野球漬けの人生を送っていた阿部泰明さん。 そんな彼がなぜ識学講師という道を選んだのか、そして「識学とは何か?」取材してみました。

 

マネジメント能力不足を痛感したウガンダでの生活

現役を引退し、今後の人生を考えた中で真っ先に浮かんだのが、幼い頃テレビの特集で見たプロ野球選手がアフリカの子供たちに野球を教えている姿でした。

 「私も自分を育ててくれた野球を多くの人に伝えたい。」

 その思いで、海外青年協力隊の入会テストに応募、4000名の応募者の中から見事合格し、アフリカにあるウガンダで2年間現地の人々に野球を教える生活を送りました。


その後、国際協力機関の現地事務所長として再度ウガンダに渡り、ウガンダナショナルチームを指導。オリンピック出場を目指しましたが、決勝戦で南アフリカに敗退。ウガンダでの任期も終了し夢半ばで日本へ帰国しました。

 

「自分にマネジメント能力があればオリンピックにいける強いチームをつくれたはず。勝てるチームをつくれるマネジメント能力が欲しい

 

そんな思いが日々強くなり、どうすれば成長できるのか色々模索しました。 組織論を取り扱う大学で学びなおすことも検討しましたが、最終的に行き着いたのが識学講師として学びながら働くことでした。

識学講師とは?

識学というのは意識構造学の略称で、人が物事をどう認識してどう行動するのかを分析した学問です。その学問をビジネスに応用しコンサルティングするのが識学講師です。

 

部下との意思疎通が上手くいかず、反発や離脱を招いてしまう等、マネジメントに課題がある組織の要因として、それぞれの認識のずれによって誤解や錯覚が生じていることが少なくありません。

 

そのような問題を抱えている経営者・管理役職者に識学の理論を提供しながら、実際にどこで認識のずれが生じているのかをワンツーマン指導や集合研修を通じて解明していき、会社・組織が正常に回る仕組みを整えるのが識学講師の仕事です。

 

識学講師として認定されるには株式会社識学、または株式会社識学とパートナーシップを結んでいる株式会社P-UP Worldの従業員となり、社内試験を合格する必要があります。

 

試験は会社から提供されるテキストで最低240時間の勉強をし、入社4ヵ月以内に試験合格しなければなりません。また、認定後も毎月講師のテストを合格し続けなければなりません。なかなか狭き門です(現在認定識学講師は約40名)。

 

他のコンサルタントは様々なシステムを導入したり、属人化させることで半永久的に顧客に依存させるものが多いですが、

識学はあくまでも理論を伝え、ルール・組織図・役割定義・評価制度などの仕組みを作り、理論通りのマネジメントの実践をしてもらうことで課題解決を図るため、期間はおおよそ3ヵ月~1年で費用は他と比較してだいぶ安いです。

↑顧客から現在の課題などをヒアリングしている様子。

青年会議所との出会い

ウガンダで国際協力機関所長を務めていた時、公益社団法人日本青年会議所から「日本の公益資本主義の考え方をアフリカにも広めたい」という問い合わせがあり、アテンドやセッティングなどを手伝ったことがあります。実際にアフリカの中高生にむけての講習は大反響でした。この講習を機に日本に興味を持ち、日本の大学への進学を志し、実際に受験した子供たちもたくさんいました。この時、公益社団法人日本青年会議所に興味を持ち始めました。

その後、識学講師として落ち着いてきた時に青年会議所について聞く機会があり、自分の住んでいる地域を盛り上げる活動をしたいと思い横浜青年会議所への入会を決めました。

独立。夢に向かって……

識学講師となって2年。昔に比べて十分な力がついたことが実感できたので今月、現在の会社を退職します。

 

識学という名前はもう使えませんが、独立してこれまで得た知識と経験を活かせる仕事をしていきたいと思います。  

 

また、ウガンダ時代に接点をもった財団法人(親を亡くした子供を支援する団体)の新部署にも携わりながら、当初の目的であった「強い野球チームを作りたい」という夢をかなえる活動をしていきます。

 

3足の草鞋ですが、楽しみで仕方がないです。

最後に一言お願いします。

様々な支援団体含め地域を盛り上げたいという思いの団体は沢山あるので、そういう団体ともっと協動すれば絶対に新しいムーブメントを起こすことができると思います。

 

日本青年会議所がウガンダで行った事業のように多くの団体を巻き込んで多くの人に影響を与える活動を行いたいですね。






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