横浜青年会議所創立70周年記念誌
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[新たな事業運営方法]今までにない状況の中、柔軟な対応が求められるめて新型コロナウイルス感染症が確認されました。新型コロナウイルスは、過去にない潜伏性の高さから、人類の経済活動をも利用し、たちまち世界全体を覆いつくし、パンデミックとなってしまいました。その社会的・経済的な影響は甚大で、コロナショックとも称されました。日本でも2020年1月に最初の国内感染者が確認されたことを皮切りに、感染が大流行してしまいました。2020年4月7日には7都府県に国に宣言の対象が拡大されました。緊急事態宣言は同年5月25日付で解除となるも、翌2021年1月7日には感染者の増加に伴い再度の緊急事態宣言が発令され、現在においても節度ある行動が求められています。新型コロナウイルスの影響で、日本全国で予定されていた数々のイベント等も中止や延期になり、2020年に開催が予定されていた東京も延期となってしまいました。横浜青年会議所におきましても、既存の方法での式典・例会等の各種行事の開催を行うことの出来ない今までに類のない状況に直面しています。しかし、1951年3月29日の創設以来70年もの間、先輩諸兄姉が数々の困難を乗り越え紡いできた有形無形の資産を進化させ未来へと繋ぐべく、「希望」を持ち、ひとの未来のため、まちの未来のため、世界の未来のため、青年会議所活動を止めずに行う方法を模索し続けてきました。厚生労働省より発表された3つの密(密閉・密集・密接)を避けた新たな基準に則り、リモート会議ソフト等を駆使し、リモートと現地実施を合わせたハイブリッドな式典や行事の開催をする事により、ソーシャルディスタンスを保ち、検温・消毒の徹底をし、事業規模を縮小して来場者数の調整を行う等、新しい生活様式に合わせた柔軟な対応をとってまいりました。緊急事態宣言が発令され、同年4月16日には全2020オリンピック・パラリンピック2019年12月、中国の武漢市において初70th Anniversary JCI YOKOHAMA78[ リモート会議 ]新たな事業運営方法Wearing a mask[ マスクの着用 ]New business management methodOutdoor[ 屋 外 ]Remote conferencing

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