横浜青年会議所創立70周年記念誌
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理想だけを語るのでは無く、実際に行動すること。青年会議所として、上の世代の方が戦争に走っていく中で、日本は滅茶苦茶になりました。誰も頼りにできない中で、自分たちがこの国を復興させないとどうにもならない。こういう本当に純粋なの対象については、事業そのものの継承というのはある程度完結を迎え、むしろ、横浜青年会議所に引き継がれている先人たちの「共感」という運動指針の下で私も2017年度の運営を行いましたが、いよいよ「共感」の集大成が見えてくるわけです。「共感」の集大成は2020年、横浜で世界会議が開催され、色々なカウンターパートを取りに行くことに繋がりました。先程、岡部さんが仰いましたが、民間企業や様々な人たちの結節点になっていくハブとしての役割がJCにはある。2017年度は、「共感」の集大成に向け『創生』から始まります。戦後の焼け野原。当事者意識から立ち上がっていくのが『明るい豊かな社会』という概念です。志の継承だと解釈をしています。そして、横浜青年会議所ができた時は1951年の「共感」の前は『継承』です。その『継承』て、次の年度にバトンを渡すことを意識しました。(三村理事長)「共感」の集大成として、昨年は横浜で世界会議を開催しました。その次の「共創」の集大成として今後どうしていくか、2030年に横浜青年会議所がどうなっていくのかを踏まえて長期政策会議を行いたいと思っております。(野並特別顧問(2019年度理事長))私が理事長を務めた2019年度は横浜での世界会議の開催が、2018年度の世界会議ゴア大会で決定したことを引き継いだ形でスタートしました。翌年に世界会議の開催が既に決まっている中で横浜青年会議所はどのようなことができるのかを問われている年でした。よく横浜を「グローバルシティだよね」と表現される人達がいます。私は、翌年に控えた世界会議開催に向けてしっかり準備し、本当にそういう状態を作って世界会議を開催したいと思いました。そのような想いで、「考えて」「動く」という『考動』を運営テーマに決めました。2019年は、世界から見た中で、横浜というまちを知っていただきたいという中で、丁度SDGsの実践も始まりました。実際に「考えて」「動く」という両立が必要な年だったと思います。(三村理事長)私も昨年、一昨年と長期政策会議に携わらせていただきました。横浜青年会議所単体で事業完結しなくて良いということも踏まえ、当時、坂倉理事長と野並理事長が「共創」と21UP TO2012≫2021

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